単体性能の評価
盤面の効果を消す。
- 「≪ドキンダンテ≫をプレイする」という行為をなかば無理矢理正当化できるが、概ね相手はカードをプレイせずに盤面のクリーチャーをオールインしてくる(盤面が不十分なら割り切って動くだろうが)ため、結局のところ盾が最低限強くないと成立しない効果である。
- ≪ナンバーナイン≫のようなカードを機能不全にできる点は優秀。だがプレイしたターンに処理する手段は限られるため、根本的な解決ではない*1。
- 総じて、劣勢を五分に戻すぐらいの効果だと認識することになりそう。
相手のアクションに反応して9以下の呪文を使用する。
- 主軸。手札妨害以外の妨害手段がほとんど刺さらないにも関わらず、相手ターン中に盤面を崩しに行けるのが強み。
- 自分より速度のあるデッキに対しては着地が勝利条件になりうる。
- 以下では相性のいい呪文を列挙している。
相性のいいカード
相手のターンを終了させるカード
- ≪ドキンダンテ≫でおそらくみんなが一番やりたいこと。盤面自体はそこまで強くなっていないので何かしらエクストラターンを取る旨味を構築に入れておく必要がある。
複数除去
- 逃げの選択肢。
- 相手の盤面に噛み合った除去を撃てなければならない。気持ちよく除去を撃つために≪シューゲイザー≫を妨害ピックせずあえて放置するというような工夫をする必要がありそう。
伸ばしたリソースの回収手段
- まあマナ伸ばすならこの辺のカードは優先して取るか……。
- ツインパクトカードがわりと多いので結局黒取った方が良くない?という話にはなりそう。
デッキの色
何色必要?
- 緑なしの構築で9コストのカードはほとんどプレイアブルではない。この時点で黒抜き4cまで確定する。
- じゃあ5cでよくない?という話になりそうだが、個人的に5色全てがプレイアブルであるような方針は強くないと考える。
- 色を増やす選択をした場合、各色を十分に運用するために山札を掘り進めねばならない。
- そうなると≪ドキンダンテ≫の取り回しが悪くなる。本末転倒である。
- よってどれか一色、特に≪ドキンダンテ≫の持つ色のどれかを絞るのが合理的ということになる。
- 3色t1色か3色t2色が現実的だと思われる。
以下では、絞る色の候補を挙げていく。添付した画像は、具体的にどういったカードに絞るべきかに対する個人的な考えである。
白青緑t赤(黒)
- 最も≪ドキンダンテ≫を「らしく」使える方針。
- ≪ウェディング≫を強く使う方針と似ているが、こちらは単体で安全なフィニッシュが難しいため、より枠を食う。
白赤緑t青(黒)
- 一番有望では?*2
- 構築の目指すところはは6マナで大きいアクションを起こして優勢を作り、≪ドキンダンテ≫の着地が実質勝利と言えるようなデッキ。
青赤緑t白(黒)
- 取り上げた三つの中で最もシノビの重要性が高く、また先殴りプランを検討することになる。
- おそらく≪サイクリカ≫が必須である。
- ≪ディアボロスZ≫の覚醒効果を最もうまく使える色ではある。