カードゲームで負けてブログでオナニーする哀れな社会人のGP振り返り
アドバンス_デッキ選択経緯
当初(2月ぐらい)は4cドラグナーや赤青マジック、逆アポロあたりを触っていて、正直逆アポロの感触が一番良かった。アドバンスのGPは思考を放棄してバイクやマジックといったアグロデッキを選択する人が多いので、着席するだけで勝てる逆アポロはかなり魅力的だった*1。 そんななか天門を組んで回してみたところ上のどのデッキよりも高いデッキパワー、選び放題のゲームレンジ、《スターゲイズゲート》+《ウェルキウス》のTier外への驚異的な足切り性能。一瞬で使用デッキが決まった。
残りの時間は他のデッキを捨てる時間に当てた。
4cドラグナー、天門に勝てない。没。
マジック、ナンバー無くなってデッキ弱い。没。
デイガマゲ、天門に勝てない。没。
逆アポロ、天門にしか勝てない。没。
想定したメタゲームと最終的な考え
天門以外デッキじゃない。
天門のデッキパワーと雑多耐性の両方を超えるデッキは、ついぞ見つけられなかった。逆に言えば周りもこの結論に達している可能性が高い。つまり、メタゲームの中心は天門vs天門になっているはずである。
・天門に勝てる天門が一番強い。
・使用しないアプローチ①:天門に有利&マジックに不利がつかないデッキ。
・使用しないアプローチ②:天門使えないから全対面で有利不利が平たいマジックやバイク。
上記より、天門ミラーで勝てる構築を組むことが自分の中でのアドバンスの結論になった。天門以外デッキじゃない。
ミラーを踏まえた構築詰め方
プレイの話は割愛。 ここまで書いた通り、天門の構築は「どこまでメタを進めるか」が焦点になっている。具体的には以下のようにメタゲームは進むと考えた。
0段階目:全国大会で公開されたリスト(ゲンム不採用ハーデス採用)
1段階目:ハーデス採用に勝てるリスト(エモコア4、バラディオス)
2段階目:エモコアバラディオスに勝てるリスト(世に出ていないリスト)
3段階目:メタを回しすぎている。または、天門に有利なデッキに鞍替えするほうが合理的。
0段階目はリストも割れている上メタに合っていないため、最も勝率が低い。
1段階目は最大母数になることが想定される。ここに勝てない構築は使用に値しない。
3段階目はデッキが弱くなっていたり、そこまでするならゴスペルとか卍夜使えば?といったところ。
よって、2段階目を満たすリストがこのGPで持ち込むべき巨大天門のリストである。
ミラーを乗り越えるアプローチ
①盤面を取りきる。
②同じ土俵で戦わない。
③相手のメタカードを強く使わせない。
①のアプローチの筆頭が《バラディオス》である。ミラーを意識しているプレイヤーは確実に採用してくるはずである。
②の例としては《アルファリオン》や《ミカドレオ》が想定される。これらは《巨大設計図》だの《ギャラクシーチャージャー》の圏内ではあるものの、有利盤面でしかプレイアブルでない点が弱い。
よって、③を満たすカードを発見しなければ巨大天門でGPは勝てない。そこで今回選んだのが《賛美の精霊龍ハレルヤゾディア》である。
入れ替え先の≪レッドゾーンバスター≫と比べると地味なカードに見えるかもしれないが、明確なメリットがいくつかある。
- パワーラインを上げることで≪エモコア≫で≪ネバーラスト≫が宣言されている状況での地上戦を有利に進められる。
- リーサルを組むターンに抱えておいた《ムザルミブーゴ》から《ハレルヤゾディア》を投げることで相手の《バラディオス》からのカウンターをケアできる。
- 《ウェルキウス》絡みの盤面制圧ターンに余った《ブーゴ》から投げることで返しの殴り返しを消す使い方もできるなど、使い道が多くミラーの勝ち筋になっていると判断して採用した。あと《レッドゾーンバスター》にもなれる。おもろ。
つらつらと書いたが、置くだけで≪バラディオス≫を気にしなくてよくなるため、自分の《エモコア》を一枚節約することができ、しかも相手はこちらの≪バラディオス≫に《エモコア》を一枚消費しなければいけなくなるため、都合≪エモコア≫2枚差をつけられるカードという認識。
リスト
そんな訳で完成したリストがこちら。ほぼテンプレ構築だが、会場でもかなり合理的にリストが組めたと自負しているので満足感は高い。
レポ
1R 赤緑モモキングRX ○
JOアルモモにパラレル侵略するとシンカパワー引き継いでるから無限アタックになるみたいなデッキ。 面白〜って思ってたらサイフォゲート踏んで勝ち。
2R モルトNEXT ○
手札伸ばしてカツキングの返しにウェルキブーゴデッドアックスで広げる。エモコアエモコアで禁断止めて殴って勝ち。
3R 赤青マジック○
相手3でバーシコルフレ手札交換2回。そのままターン返る。返しウェルキブーゴヘブヘブエモコア宣言ヒメカットで勝ち。
4R 赤青マジック✕
後手の裸の3キル貫通。
5R デイガマゲドン ○
ガチでやばいこと起こったけど相手がエグいミスして勝ち。
6R 赤黒バイク ○
走ってこなかったらペルフェクト投げれるように手とマナを広げる。相手先4でフォーミュラブラックゾーンの5点でスタート。天門踏んで勝ち。
7R ブレスラチェイン ✕
ペルフェクト設置してチェイン阻害がセオリーだが、巨大1ヒットしたのでギャラチャ打つしかなくなる。その後ペルフェクトには触れずブーゴブーゴヘブヘブ×2でdisアイチョイス割り切ったら普通にあって負け。
8R 白緑天門 ○
相手先4ウェルキゲンム。その後一切殴ってこなかったのでこちらのペルフェクトが間に合う。 エモコア3面並べてレゾバスブーゴサイフォゲート無効にして過剰打点で殴る。→天門3枚踏んだけどバラディオスで滅ぼして勝ち。
9R 黒緑アビス ✕
マーダンロウ4枚飛んできてリソース枯れる。ダラダラターン返してたらガラムタがドギラゴンXになって負け。
6-3予選落ち。
・結構予選抜けあると思ってたから悔しい。
・デッキの出力にキャリーしてもらうのが社会人のGPの戦い方なのかも。
オリジナル_デッキ選択経緯
新弾発売前
新弾が出てから1週間でGPという特殊な状況だったため、変なデッキには手を出さず、Tier1の赤青マジックと黒緑アビスに集中して練習することにしていた。
そのため、使用デッキもおおむねそのどちらかになるだろうなと思いながら練習していた。
新弾発売前に想定していたTier表はこんな感じ
新弾発売後
≪プレジール≫をグッドスタッフ枠として採用した赤青マジックの感触が比較的よく、一週間前に赤青マジック×2+黒緑アビスの赤青マジック3面へのメタ構成で仮決定。
「メタ構成って何?」となっていると思うので、練習段階でメンバーに共有していた構成の組み方についての記事を貼っておく。
チーム戦の構成について(抽象から具体) - ダイエットブログ https://malnutritioustaro.hatenablog.com/entry/2024/04/07/192907
しかし、当初メタ枠で考えていた≪ヤバーダンロウ≫採用の黒緑アビスがあまりにも強く、半ばごり押しする形で黒緑アビス3面に変更した。
使用構築
採用カード
フェアリーライフ
テンプレはこの枠を≪フェアリーReライフ≫にしているが、≪ヤバーダンロウ≫登場以降の黒緑アビスミラーでは、後手捲りの要求値が上がっている。そのため、相手の1回目の展開ターンの返しで5マナあるかどうか*2が重要であると考え、≪ドミーゾー≫チェンジ≪デスロード≫のパターンに対して勝率を高める目的で≪フェアリーライフ≫4枚採用とした。
配球の超人
初動&≪ヤバーダンロウ≫の蘇生先。
秩序の意思
採用理由は主に2つある。
- 後手を取った場合のミラーのプレイヤーアタック時≪デスロード≫チェンジに対する明確な回答。
- 青黒コンプレックスに対するリスクヘッジ。
秩序を使用する対面では≪フットレス≫を設置することが多いため、採用枚数が少なくても触れる確率は比較的高い点、種族アビスでない点から2枚以上には増やせず1枚採用。
シス
巨大天門の≪ゲンムエンペラー≫や≪デスロード≫に対するカウンターとして採用。
レポ
1R 巨大天門 ✕
上から≪スターゲイズ≫以外負けない状況で引かれて負け。
2R 黒緑アビス ✕
上から≪マクア≫ブーストで上から≪デスロード≫落ちて負け。
3R 黒緑アビス ✕
相手チャージ前2マナ、上から≪ギフト≫引かれて≪デスロード≫ハンデスされて負け。
0-3
・なんで今日?
・こうして整理してみるとアドバンスに比べてオリジナルのデッキ選択の根拠が薄い。
・練習量に対して成果が少なかったのが課題。
総括
・デッキ選択自体はこれ以上ない。両レギュレーションで最も強いデッキを選べているし、構築にも悔いがない。
・つまり圧倒的に練度が足りていない。練習量でほかに劣る分工夫が必要だと感じた。
・組んでくれた2人、チーム名を授けてくれたのりおずに申し訳ない。
・1年GPに挑戦してみて明確にうまくなってるし強くもなっているので良かったところと良くなかったところを整理して次回は結果を出します。
というわけでGP振り返り_調整編でお会いしましょう。