今回は直前まで【ファイアーバード】と【黒単ゼナーク】の二択で迷い、結局【黒単ゼナーク】を使いました。
結果
使用:【黒単ゼナーク】

マッチング
1R モルトドリーム 後 ✕
2R ラッカドラッヘ 後 ✕
0-2 ドロップ
冬ぐらいからいかにも真面目にやってます感を出していましたが、蓋を開ければこんなものです。別にここで終わってもいいのですが、蓋を開ける前の話__まだ誰も負けるつもりではなかった時点の話をしてみます。つまり、①どのような環境を想定をしていたか、②他の選択肢からなぜ【黒単ゼナーク】を選んだか、です。
引きが、とかマッチングが、とか《グレンリベット》が、とかは一旦後回しです。
@grok 要約して
負け犬の遠吠え
どのような環境を想定していたか
目標
- ベスト64の優先権
- ストレッチゴール①:ベスト8
- ストレッチゴール②:優勝してこのゲームを辞める
環境理解
母数は以下のようになると予想していました。左右差はそこまでありません。

なぜ【黒単ゼナーク】を選んだか
最終的な使用候補
【ファイアーバード】
《ハッター》《冠》《ハンプティ》などの妨害を相手に合わせてテンポを取り、殴りきるメタビートです。
【青白天門】には相手の手札がなくなるまで《ハンプティ》を回すことができるため有利、【モルトドリーム】には《ハッター》と《冠》がほぼ全てのカードに刺さるため大きく有利が付いています。
一方で本質がメクレイドデッキであるため、要求を一定以上にできるかどうかは運が絡みます。
【黒単ゼナーク】
《ゼナーク》で《ゼーロン》の儀を達成しつつゲームを有利に進めるデッキです。《ゼナーク》のコントロール、《ゼーロン》卍誕でのカウンターorワンショットなど、ゲームプランが多岐にわたる分勝ち筋を拾う力が求められるデッキです。
【青白天門】に対しては《ゼナーク》で手札を取りきることで安全なフィニッシュが可能、【モルトドリーム】に対しては仮に盤面を広げられても《ゼーロン》卍誕でのリセットができ、その裏でコントロールプランに移行できるため有利です。
一方でデッキの出力を《ゼナーク》に大きく依存しています。
【黒単ゼナーク】に決めた理由
- 直前まで【ファイアーバード】との二択で迷った。
- 直近のCSで【ファイアーバード】を使用したが結果が思わしくなく、デッキの強さを疑っていた。
- 前日のCSで【ファイアーバード】の数が多かったため、【黒単ゼナーク】の立ち位置が【ファイアーバード】より高くなったと判断した。
敗因は何か?
当たり前に「下手だから」です。
が、それで片付けてもまた0-2しそうなのでしっかり深掘ります。
分かりやすく分岐となっているのは「前日にデッキを乗り換えたこと」でしょう。ここがどうだったのか、考えてみます。
ポイントは以下の2つ。
- なぜ前日に乗り換えてしまったのか
- 乗り換えることの何が悪かったのか
それぞれ考えていきましょう。
1.なぜ前日に乗り換えてしまったのか
ここについては2つの要因があると考えています。
-
【ファイアーバード】を過小評価していた。
-
前日のCS分布≒当日の分布と拡大解釈した。
【ファイアーバード】を過小評価していた
【ファイアーバード】はGW明けから候補デッキとして回していました。これはまわりの調整チームと比べるとかなり早く、そのまま行けば【ファイアーバード】を使えていたでしょう。
前日のCS分布≒当日の分布と拡大解釈した
GPの前日、西葛西のCSを見に行き、ここで【ファイアーバード】がかなり増加していたのを見て、【黒単ゼナーク】への乗り換えを決心しました。
ここの分布が概ね翌日の予選の分布になるだろうと思っていたことが根拠だったのですが、前日にわざわざ県境をまたいでCSに出ていたプレイヤーはモチベーションが高いプレイヤーだったはずで、これがそのまま当日の分布に引き伸ばされるという考えはやや乱暴だったでしょう。
2.乗り換えることの何が悪かったのか
ここはやや難しいポイントです。
じっさい【ファイアーバード】も【黒単ゼナーク】も、結果から見たときに大きく外したデッキ選択ではないためです。
【ファイアーバード】は予選ラウンドの勝ち組ですし、【黒単ゼナーク】はそうして上がってきた【ファイアーバード】にガン有利が付いていることをはじめ、本戦で大きなアドバンテージを持つデッキでした。
とはいえここにも良くないポイントが複数あります。重大さ順に説明していきます。
間に合っていない
【黒単ゼナーク】は直前に乗り換えて許されるほどヤワなデッキじゃありません。ある程度使ってきていて経験値があるからと気軽に乗り換えてしまったのは慢心の産物と言わざるを得ません。
リスキーなメタ読みを通しに行っている
ここで【ファイアーバード】と【黒単ゼナーク】の個人的な有利不利の認識を、かなり簡略化しますが、整理しておきましょう。
【ファイアーバード】
- 有利:【モルトドリーム】、【青白天門】
- 不利:【黒単ゼナーク】、【赤青バクオンソー】
【黒単ゼナーク】
- 有利:【モルトドリーム】、【ファイアーバード】
- 不利:【赤青バクオンソー】
有利不利が比較的似ていて、かつ【黒単ゼナーク】が【ファイアーバード】に有利を取るという構図になっています。
「じゃあ【黒単ゼナーク】一択じゃん」と思うかもしれません。ぼくも思いました。そしたら0-2しました。なので一回話を聞いてほしいです。
【黒単ゼナーク】が【ファイアーバード】に立ち位置で上回るためには、「【ファイアーバード】の母数が増える」必要があります。
じっさい、【ファイアーバード】が環境的にかなり強いということが周知され出したのは本番一週間前ほどだったと思います。ですから、母数がどのぐらい増えるかは、【モルトドリーム】や【青白天門】が多いだろうということと比べたらとても不確定でした。
メタ読みは、ほかの参加者がどう考えているかに寄り添って考えるべきです。その観点では、直前になって【ファイアーバード】が推されているという事実に対して、「じゃあ【ファイアーバード】を使おう」と判断できたのは、ある程度柔軟なプレイヤーに絞られたことでしょう。
それ以外のプレイヤーからすれば、直前週で使用デッキを変えるのはリスキーな判断であり、まわりがその判断をすることに信頼を置いたデッキ選択もまた、それと同じくらい、いや、それ以上にリスキーだったと言わざるを得ないでしょう。
目標に対してデッキ選択が攻めすぎ
もう皆さん忘れたと思いますが、目標を立ててこのGPに臨んでいました。ベスト64に進出して優先権をもらうことです。この目標は分解すると以下のようになります。
- 予選9Rで7勝以上する。
- 本戦のトーナメントで1勝以上する。
つまり、「予選では勝率78%以上出さないといけないが、本戦は勝率50%でいい」という目標だったわけです。
そう考えると、【黒単ゼナーク】を握って本戦で【ファイアーバード】に有利に立ち回ることのアドバンテージが薄かったことは明確です。たとえ本戦1Rの対戦相手が【ファイアーバード】同型だったとしても、がんばってじゃんけんに勝ったりがんばって《ハッタールピア》を引いたりして50%を通せば目標達成していました。

このカードは本当に何?
まとめ
自分は変に考えすぎるタイプのプレイヤーです。周りからもよく「深読みしすぎて目の前のケアしなきゃいけないカードをケアできていない」と怒られます。

「【ファイアーバード】が増えるなら【黒単ゼナーク】の通りがよくなるはずだ」と考えて、予選のマッチングを軽んじてしまった今回のGPは、まさにその悪癖が出てしまったと言えるでしょう。この反省は必ず次回に活かします。
一方で、そのように怒ってくれる身内がいたことは何にも変え難いアドバンテージだったと思います。それを活かせなかったのは自分、それだけの話です。
抽選に落ちてからも調整に付き合ってくれたサイタさん
デッキ選択迷走している自分に向き合ってくれた畑中
細かいサポートをチームに常に向けてくれたスズケンさん
ありがとうございました。