要旨
ハロウェンド闘技場やろう、どうせバトグラしかやんないからゴールド溜まってるでしょ?
そもそも秘策は強い?……弱い。
なぜか?どこまで行っても発動タイミングが相手依存だから。この点を見落としているせいで過大評価されている典型例が≪爆発の罠≫。2マナ2点オールと言えば聞こえはいいが、それをどのタイミングで撃てるかは完全に相手にゆだねられている*1。≪爆発の罠≫が強いタイミングは「相手のライフが4」「相手の手札が1枚で盤面もない」のような限定的な状況に限られる*2。
一方で、貼るタイミングによって相手の行動を大きく制限できる秘策に対しては、ぼちぼちの評価が与えられる。後述するが、≪凍結の罠≫や≪おおヨグよ!≫などがこれに該当する。
じゃあ秘策の役割は?
盤面の圧力強化。こちらが8/8を処理要求している時に秘策をプレイすると、相手は行動を制限されながら無理矢理8/8に触れなければならないため、無駄なカードを吐かせることが期待できる。
秘策で騙して捲るTroldenみたいなやつやりたいんだけど
無理。相手もHSReplay使ってます。
秘策の使用方法
何枚貼るべき?……基本2枚以上貼らない方が強い。
なぜ?
相手の秘策チェックターンが伸びる。例えば、こちらの手札に≪呪文相殺≫と≪フェアのイカサマゲーム≫があるとする。これらを両方プレイすれば呪文を一枚躱しながら3枚ドローをして、次のターンの受け入れが広がっているように感じるかもしれない。しかしそれは二つの点で微妙である。第一に、6マナ払ってドローできない可能性がまだあるというのが弱いという点、第二に、「同じ秘策を2枚プレイすることはできない」という仕様にゆえに、相手のケアする範囲が狭くなっている(=楽になっている)点である。上の例でいえば、相手は盤面にいるミニオンで顔を殴れば、二枚とも≪アイスバリア≫≪炎の護り≫でないことを確定できる。手札に呪文が2枚あれば、1枚を囮にすることでもう一枚を確実にプレイできてしまう。
まず≪呪文相殺≫のみを貼り、剥がされた返しのターンに≪イカサマゲーム≫をプレイすると、相手視点「手札にかさばっていた≪呪文相殺≫を貼った」ように見える。そうなると、AOEなどを撃つためにもう一枚呪文を探しに行かねばならず、盤面を放置するか秘策を割り切るかの二択を迫ることができる。上で軽く流した秘策を用いたブラフも、このぐらい相手に確信を持たせられるなら有効。
複数貼っちゃダメってこと?
ダメってことではない。2枚目を貼ることで押しつけがより確実になる場合、次のターンのリーサルを見たい場合は使用した方がいいケースもある。例えば≪オアシスの味方≫と≪炎の護り≫を同時にプレイして、相手の行動を縛りに行くなど。
いつプレイする?:分からなかったら挑発と同時にプレイする。
なぜ?
秘策チェックを強要できるから。相手の≪ボーンレイス≫が2/5で残っている状況でハンターの秘策を貼られた状況を想像してみる。≪ボーンレイス≫を倒さなければ≪踏み潰すサイ≫や≪サバンナハイメイン≫に対処できない。でもこれが≪凍結の罠≫だったら処理できないし≪爆発の罠≫だったら剥がせない……。とりあえず一体殴ってみよう→≪群れの戦術≫で≪ボーンレイス≫増えて負け。
もし挑発ミニオンでなければ、先に顔を殴って秘策の絞り込みができたはず。それを確実にさせないでいられるという点で、挑発と秘策は相性がいい。
«鏡の住人»をテンポプレイしてもいい?
あまりよくない。«鏡の住人»はあくまでも相手と同じミニオンが召喚できる秘策なので、相手のテンポを追い越すことは無い。あるとすれば、それは秘策プレイ時点ですでにテンポ的に有利になっていたというだけの話である。本当に3マナミニオンがいなければ3/1/1としてとってもまあ……ぐらい。
よく使われる秘策
体で覚えろ
メイジ
鏡の住人
オアシスの味方
分裂の幻術
呪文相殺
パラディン
おおヨグよ!
仇討
身代わり
救いの聖馬
裁き
ハンター
凍結の罠
爆発の罠
感圧板
ローグ
いない。