1回記事消えた;;
概略
社会人は時間がない分お金と経験があるため練習の質が高いというふうに考えられがちだが、実際のところ社会人の練習の精度は、学生のそれに比べて低い。今回のGPの敗因もそこにあると考えているため、ここの改善方法を今後探っていく。
少し遅くなりましたが、今回のGPの振り返りを、調整の進め方に絞って見ていきます。比較的モチベーションのあるメンバーが週5で練習して、で0-3?って感じの結果なので、改善点を探すことにします。
DMGP20241stという大会
毎度共通していること
- 通常のCSの数十倍の参加者数。
- 3回負けたら強制ドロップ。
今回のGPで特徴的なこと
- 新弾発売から7日でGP。
- アドバンスが個人戦、オリジナルがチーム戦。
調整環境
強み
- 長年同じコミュニティにいるので意思疎通を取りやすい。
- 各々得意分野がバラけているので作業分担しやすい。
弱み
- 使える時間が少ない。
- 休日がそろっていない。
条件を整理してみると、時間の使い方が何よりも大事だということがわかります。新弾発売から時間が短いことに加え、休みがそろっていない社会人3人組です。ほかのプレイヤーに比べて大きくビハインドを負っているので、普通にやっていたら確実に勝てません。だからこそ、どう時間を使っていくかが重要です。
これらを踏まえて、調整開始前に目標設定をしました。
0208目標設定
2月の頭に一度認識をすり合わせる回を作り、オリジナル8、アドバンス2で進めていくことに。目標は予選抜けに設定しました。
勝てない要因の整理
出た話はこれに限らないんですが、いったんメモが残っていたものだけ。
取るべきアクション/やらないことを決める
触るデッキ
- 弱いデッキは触らない。
- 「弱くないデッキ」は田園で入賞率上位のもの。
練習の方針
- 練習の進め方を統一する。
- テーマを決めて練習する。
- 疑問に感じたら質問をする。
振り返り
良かった点
- 全員のモチベーションが続いた。
- 意見のすり合わせを積極的に行えた。
- メタ読みを外さなかった。
想定外だった点
- 直前になって≪ヤバーダン≫入りのアビスの評価がものすごく上がった。
- 新弾のカードを使った新奇性の高いデッキが生まれなかった。
悪かった点
- 結局、練習デッキが散ってしまった。
- 構成を決めてからもデッキ選択がぐらついた。
- 議論が抽象ベースになっていることが多かった。
改善するには?
練習デッキが散ってしまった。
- 練習対象にするデッキを決める。新しいデッキを練習したい場合は根拠を持って既存の練習対象を捨てる提案をする。
半分結果論で半分反省点。「時間がない」という前提から考えるとアナジャだのコンプレックスだのに時間を使う暇はなかった。それをするならマジックか黒緑のどちらかを捨てるべき。
構成を決めてからもデッキ選択がぐらついた。
- 構成は環境の回り方で2択用意しておく。練習のいらない逃げのデッキも作る。
対症療法的な改善案を書いたが、これはシンプルに練習の質の低さからきていた気がする。自分のプレイがどうこうっていう視点で練習していたことが多かったので、相手視点でどういう択を取るべきかという視点が欠けていたために理解度を上げきれなかった。
議論が抽象ベースになっていることが多かった。
- 「なぜそう思ったか」を共有してもらう。
抽象的な議論は具体的な事象の吸い上げの結果行われるものなので*1、提起した人はチームの中で理解度が高い可能性があるため、その考えに至った流れを明確にすることでチーム内で認識を合わせることができるかもしれない。
例えばデッキ選択は具体(この大会ではこのデッキが買っていた)→抽象(この環境ではこういうデッキが強い)→具体(だからこのデッキを使う)のような具体→抽象→具体の流れをたどる。この最初の具体を共有して黒緑アビスを握るのと、抽象で止めたまま黒緑アビスを握るのでは、チーム内での納得感も違ったように思う。
具体的なアクション
- リスト研究
環境に存在する調整対象外のデッキについて、各カードの採用理由と調整デッキでの勝ち方、ケアするべきカード等を座学で検証する。文章+口頭で共有し、怪しいところがあれば検証する。
- 対戦数をこなす練習
メジャーな対面のセオリーを理解する目的での練習。「練度」という一言で片づけてしまえば楽だが、序盤の安定択、キープ基準ぐらいは確定させて共有したほうが練習の効率が高いと感じた。
- 調整メンバー外との意見交換
できるかわかんないけど、まあ、やったほうがいいですよね。
これから
練習の質を上げてチャンスを増やす。そのためにやれることを淡々とやっていくだけだと思っています。懲りずに頑張ります。
*1:もしそうでないとしたら、そこに議論の価値はないため