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鉄騎or魔力ダイナモ

結論鉄騎ですが、魔力ダイナモを取らないことによる機会損失を正しく天秤にかけることが重要です。

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まず従騎士が候補から落ちます。パラディンはバフを多用するクラスなので聖なる盾の価値は非常に高いですが、1コストの呪文を序盤に複数取ってしまっているため、ここは一枚で相手のカードを要求できる中型・大型が欲しいところです。

魔力ダイナモから発見できる当たりには剣竜騎乗や権威の祝福、希望の聖典があり、これらは一枚でゲームを決めうるスペックを持ちます。それに、特定のミニオンを引けていなくても戦況をごまかせる点が環境的に偉く、高コスト呪文の価値は現在高めです。

一方で、魔力ダイナモのスタッツは6/3/4、発見できる呪文もコスト5以上と、2ターンにわたって行動をほぼ固定されることがこのカードの大きな弱点になります*1。また、パラディンダイナモプールには高波のような盤面とライフの劣勢を同時にリセットするカードがありません*2。これを許容するためには武器や凍結によるスイングのケアが必要になります。

この弱点(=太字)も、お互い手札の少ない引き合いの場面では非常に強力であり、そこを重視するのであれば優先度が上がるのでしょうが、すでに大悪鬼(8/12/12)とサイラス(不愉快)をピックしており、終盤の消耗戦では有利が付きやすいです。

「魔力ダイナモを取らないことによる機会損失」の話をしていませんでした。今プールでは変妖態カードのパワーが非常に高いため、きちんと変妖させられるマナカーブであるかどうかが最終的な勝利数に少なからず関わってきます。まあ簡単に言えば高コストカードの価値がちょっと高いということです。魔力ダイナモを取る事で変妖を見込めるのは5コストまで(呪文はその限りではないが)です。実はこの5コスト、つまりフリートフーフパールタスクとメリーゴーランドグリフォンの2枚、を変妖させることは大局観から見て大きな意味を持ちます。魔力ダイナモを取らないということはこれらオーバースペックな5コストが変妖する期待値を下げるということであり、それ自体既にリスクになっているということです。それを飲み込んだ上で鉄騎を取るべきか考え直すというような作業が今環境では必須です。

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デカすぎんだろ

よって、鉄騎の方が総合的に見て強いです。もちろん鉄騎も弱点が多いカードです。特に先んじてカードを切りたいパラディンにおいて、後投げが強い急襲はかさばりやすく、今後のデッキと噛み合わなくなる可能性を持っています。それを考えても、鉄騎パラディンでは特に欲しいカードです。武器とバフ、いずれの欠損も補えるという強力な長所は、他のカードには出来ないことです。

凍結か武器か聖別があれば後隙を軽減できたため、この段階であっても魔力ダイナモを取る可能性は十分にあったでしょう。

*1:返しに発見したカードが腐らされればゲームセットとなりかねないというわけです。

*2:シャーマンの魔力ダイナモはガチ。火山噴火もストームブリンガーもある。